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私たちは、 服を作る会社です。 中橋莫大小

私たちは服を作る会社。
1951年創業当初から、一貫してカットソーの
OEM製造に携わってきました。
先代から培ってきた職人の技術は、海外依存期など
困難な時代を経ても着実に継承されています。
ものづくりの技術と確かなクオリティを、
クライアント、そして市場に繋げ、
ファッションにおいてメイドインジャパンの
プライドをいかにして保つのか。
トップメゾンブランドの高度な要望と、前進にどう応えるか。
それを、私たちは「人」が成し遂げるものだと思っています。
服を作る、とともに、「人」も作る。
私たちは中橋莫大小です。

服づくりはまず素材から

常務取締役 江沢 允紀

Ezawa Chikanori

クライアントへの素材提案は、一番の醍醐味です。
そこから一緒になって服を作ることが、本来の服作りだと思っているんです。素材の特性がわかっていると、裁断や縫製の段階で起こりうることも先回りして予測ができる。異素材の組み合わせなどデザインの凝ったものを任されることが多いのが中橋莫大小だから、それって重要です。結果的には良いものができるってことに繋がる。これが僕が大事にしていることであり、他社にはない強みだと思っているんです。こうやって信頼を積み上げてきました。お付き合いのある工場さんは30社ほど。デザイン、生産量に合わせて、ひとつひとつの仕事を丁寧に組み合わせていきます。そう、まるでコンダクターのようにです。

綺麗な縫製ができるだけではダメなんです

パタンナー 福多 正美

Fukuda Masami

70年以上も歴史のある会社ですから、綺麗な縫製ができるのはある意味当たり前でないといけない。それ以上に中橋には何が求められ、それにどう応えるかの答えを持っているのが私たちの強みではないでしょうか。例えば、扱いにくい生地をこなすノウハウとか、ラフな絵からでもパターン作って雰囲気のある服にできる力とか。その上で、縫製工程を考え、スムーズに工場さんが縫える仕様を考えるのが、私の仕事です。シンプルなTシャツを縫う方が楽なんですが、そういった難しいアイテムを扱う方が大変だけど面白い。そう思えるようになりました。

merippaは、中橋のスタッフみんなのアイデア

パタンナー 臼田 昭子

USUDA AKIKO

私の仕事はパターン(型紙)のチェックや作成をし、サンプル作り、量産まで滞りなく進行できるようにすることです。洗濯による縮みを想定して寸法を割り出したり、縫製仕様を考えたりと、製品の出来を大きく左右する細やかで重要な役目です。中橋が独自にブランドを立ち上げようとした時にも、私たち女性の細やかな視点でのアイデアが求められ、そして誕生したのが、ルームシューズ “merippa”でした。みんながこうしたい、これがいいという様々な意見を組み込んで形にし、展示会に出品したのが2012年。クライアントの求めることではなく自分たちのやりたいことを形にできた喜びは、思えば貴重な経験でした。

一人ひとりが個人商店の店主

営業・生産 加賀谷 裕樹

KAGAYA YUHKI

僕たち営業は、クライアントに対する接し方や仕事の請負方が一人ひとりみんな違います。中橋は、その人の持つ強みや考えを尊重してくれているから、ほとんどセオリーなしで任されている。つまり個人店主のようなものなんです。
僕が受け持つブランドさんは、ランウェイやコレクションルックがないけど、その分、製品に洗いや染めや刺繍などいくつもの加工を施すものが多いから、機動力やスピード感が大事。そこだけは他社には負けない自信がありますね。それと、そのブランドさんの好きなニュアンスを理解し、工場さんも一緒になってそれを形にすることも。加賀谷商店の信頼の要はそこかなと。。

仕事において何が大切か?を教えてくれた先代

パタンナー 深沢 明香

FUKAZAWA SAYAKA

入社当時は、”営業も、パターンチェックも、仕入れ、生産管理、納品も全部一人でやる” そういう時代でした。普通1週間かかることを3日でやる。そうすれば自ずと注文は増える。そういうガッツもあった…。「つまづいてもいいから、まずはやってみなさい。尻拭いは俺がするから」そう言って先代が後押ししてくれたから頑張れたんだなと、今思い返してます。その精神は今でも携えていますよ。だから、要求に対しての具現化は早い。中橋の伝統になっていると思います。クライアントの要求に応える気持ちを、現場にもしっかり浸透させ、良いものを早く作る。これが大切だと思います。

クライアントが何を求めているかの答えを

営業・生産 伊藤 雅人

ITO MASATO

立ち上がり(1969年)から50年以上も、中橋が縫製を担っているという老舗デザイナーズブランドを担当しています。毎年コレクションルックもあるし、とても要求が厳しい。仕様ではなくイメージで注文されることも多い、例えば「ふんわり」とかね。でもそれって中橋ならできるでしょって信頼されているってことなんです。
僕は営業ですが、パターンや縫製仕様のことも納期もわかっているから、クライアントが何を求めているのかすぐに答えを出すようにしています。工場に訊いてみないとわからない、ではダメなんです。どうしてもわからないことは、うちにあるサンプル室で縫うことだってできる。こうしたサンプル制作での素早い対応は、これからの時代には必要で、中橋にはそれがあるんです。

対応力と経験がモノを言う

営業・生産 及川 政彦

OIKAWA MASAHIKO

この東京下町の莫大小(メリヤス)業界では、昔から肌着などや、Tシャツポロシャツの単純なものしか縫わないところがほとんどだったとききます。デザイナーズブランドが台頭してきた1970年頃からデザインものが増え始め、布帛(織物)とメリヤス(編み物)の組み合わせなど、複雑なものにも対応できるよう環境を整える必要が生じてきました。そう、布帛工場にもメリヤス縫製のミシンを導入してもらったんです。その頃から、中橋には難しくて他にはできないデザインのお仕事が増えていきました。この経験が長い分、クライアントさんにアドバイスできることは多いんじゃないかと思います。

コレクション準備は、一番大変だけど一番楽しい

営業・生産 落合 陽

OCHIAI MINAMI

他の皆さんと比べて私はまだ経験が浅いので、営業と一緒に企画・生産をしています。コレクションを行うクライアントさんを担当しているので、新しいファッションにいち早く触れられる…、それがとても刺激的です。もちろんコレクション準備は大変です。でも大変であるほど達成感は大きいし、出来上がった服がランウェイに並ぶと思うと嬉しくて…、それがモチベーションです。
デザイン的には布帛(織物)使いのカットソー製品が多いブランドさんなので、工場さんにはいろいろ工夫していただかなきゃいけないことも多いです。でも、私は、そういう布帛使いのデザインが大好きなんです。

MADE IN PRIDE OF JAPANを世界に発信

代表取締役社長 中橋 智範

NAKAHASHI TOMONORI

僕たちのクライアントには、日本のみならず世界で活躍するトップブランドが多く、そうした仕事を通して技術力を蓄えてきました。我々スタッフが鍛えられたのもこうしたクライアントがあったおかげです。世界で戦うトップブランドを製造の立場で下支えする。こうすることでメイドインジャパンのプライドがしっかり保たれる。僕たちが作ったmerippaも、服とは違った形でジャパンプライドを示していこうと思った、そういう現れです。アメリカで2015年からmerippaの販売を開始し、その後ヨーロッパにまで広げつつ、今年2023年からパリにも拠点を置きいよいよ世界に向けスタートを切りました。こうして日本の製造業が世界で評価され、そのおかげでまた日本が活力を取り戻す。僕はこれがやりたかったんです。でも、まだまだ道半ば、ドラマを続けていきたいですね。

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Profile

企業名
中橋莫大小株式会社
事業内容
カットソー製品を中心に、ファッション関連製品の製造
本社所在地
〒130-0014 東京都墨田区亀沢
2-14-3
TEL
03-3625-4505
FAX
03-3625-4574
設立年度
1951年1月20日
従業員数
25名
資本金
10,000,000円
  1. 素材提案
  2. パターンメイキング
  3. サンプル製作
  4. 本生産
  5. 二次加工
  6. 仕上げ・検品
  7. 納品

History

  1. 1951

    中橋莫大小創業

  2. 1955

    中橋莫大小株式会社設立

  3. 1988

    東京都墨田区亀沢に新社屋完成

  4. 1993

    茨城県鹿島市に自社工場設立

  5. 2013

    オリジナルブランド”merippa”立ち上げ
    merippa ECサイトオープン

  6. 2018

    亀沢にフラッグシップショップ “merippa house” オープン

  7. 2022

    亀沢にサンプル工房完成
    フランスに現地法人 “NAKAHASHI KNITTING”を設立

  8. 2023

    フランス・パリに直営店 “merippa paris” オープン